室内管弦楽団オルケストラ・クラシカは、大阪フィルハーモニー交響楽団首席オーボエ奏者・大森悠の指導のもと2013年に発足した。東京大学音楽部管弦楽団のOBを中心に、優れたプロ奏者の支援を得て演奏活動を行っている。
「オルケストラ」はイタリア語で「オーケストラ」の意。地中海をイメージしたオリーブをロゴデザインに採用している。クラシック音楽は、イタリアで学んだ各地の留学生が地元の文化を取り込んで発展していった。当団はその伝統に根差し、ハイドンを中心とする古典作品と、その粋を受け継ぐ近現代作品を取り上げている。自然で自由なアンサンブルによって管弦楽の理想を追求するオーケストラである。
音楽監督
大森 悠(OHMORI Haruka)
1969年東京都生まれ。都立西高校管弦楽部でオーボエを始め、東京大学進学後は東京大学音楽部管弦楽団に所属する。卒団後プロ奏者に転向し、在京オーケストラの客演奏者を務める一方、ソリストとして各地のオーケストラと協奏曲を演奏。2001年に初リサイタル。その後ドイツ・バンベルクに留学し、当時のバンベルク交響楽団首席奏者であったオットー・ヴィンター氏に師事する。
帰国後まもなくセントラル愛知交響楽団に入団、大阪交響楽団首席奏者を経て、2008年より大阪フィルハーモニー交響楽団に首席奏者として在籍している。2014年5月には大阪フィル公演においてモーツァルトのオーボエ協奏曲のソリストを務めた。これまでにオーボエを池田肇、井口博之、オットー・ヴィンターの各氏に師事。
また、指揮者としては、当団を率いて信濃楽友会とブラームス「ドイツレクイエム」、ヴィヴァルディ「グローリア」等を共演。当団以外ではブルーメン・フィル、関西シティフィル、伊丹シティフィル等に客演している。
ゲスト・コンサートマスター
渡辺 美穂(WATANABE Miho)
名古屋市出身。林茂子、久保田良作、ゲルハルト=ボッセ、ジェラール=プーレ、澤和樹の各氏に師事。
全日本学生音楽コンクール高校の部 全国大会第一位。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学を卒業。同大学院修了。
在学中より東京フィルハーモニー交響楽団でセカンドヴァイオリン フォアシュピーラーを務め、その後大阪フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターに就任し、2012年~2014年まで務めた。これまでに数多くのオーケストラとソリストとしても共演。
現在は東京フィルハーモニー交響楽団をはじめ、国内各オーケストラのゲストコンサートマスターとしての活動を中心に、ソロ、カルテットにも取り組んでいる。横浜シンフォニエッタ2021年メンバー。